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親愛なる被災外地域の友人たちへ[僕の周りで起こったこと1]

 いろいろご心配いただきありがとうございました
僕がこんな偉そうなことをいうのは間違っていると思います、ひとつの意見として聞いてください

 仙台・宮城が今どんな状態であるかの報道はギャップを感じざるを得ません。
そして復興ということがどんなターゲットをなのかが分かりません。
良い悪いの犯人探しをするのはまだ無駄で、どんな報道でどんな復興を目指すのかは、今走りながら考えなければならないのだと。
さしあたり僕の目の前で起こったこと、今の状況、僕たちが元気であることを伝えることが今できる役割のひとつだと思っています。

[3月11日]
 地震は会社でパソコンと向き合っていたとき、背後にある地震速報パトランプから警報音が鳴り、机の中に潜り込む。
今まで感じたことの無い細かいバイブレーションが床全体に広がり、次にうねるような揺れに変わり、机の書類がぼとぼとと落ちてくる。
壁の向こうで大きな物がバーンと何かが落ちた音とともに悲鳴が聞こえてくる。

 そして停電。

 長いゆれが終わり、机の下にあるヘルメットを取り出し、上階から降りてくる人の流れに逆らい作業服を取りにロッカーへ行くが、暗くて遠く感じた。上着を羽織るが軽い興奮で手が振るえ、チャックが閉めづらかった。
自分が死ぬとかまでは考えるほどではなかったが、今考えればこの事態を舐めていた。

 駐車場に集められ点呼を行い、安否登録と家族に安否確認メールを携帯で操作するが、4・5回送信エラーの後送信完了。後は家族の返信を待つのだが、待つだけになっていることがうっすらと恐怖を感じた。
 
 技術部門の施設利用を判定し、次にスタッフ部門である僕らが中に入る。
光回線が無事なのとUPSのおかげで通信が可能なことから、人事部門にパソコンを渡し屋外で安否報告の集計をさせ、災害対策備品を運び出す。
災害対策チーム以外を帰すために人数制限を行いながら、交通整理をするものの大粒の雪が視界をさえぎり、電話も使えない駐車場で軽い混乱。
いつの間にか仮設テントが出来上がってた。
発電機を稼動させ最小の情報環境を作り、気が付くとあっという間に21時過ぎて、明かりの無い仙台の空はたくさんの星が瞬いていた。

 会社で使ったヘッドランプをそのまま借りて自宅に帰り妹の無事を確認、母と兄弟全員の無事をメールで確認。
家の中は思った以上に被害が無く家財道具ほとんど無事。食器が2・3枚落ちただけ。
だるまストーブを数年ぶりに火をともす。断水の知らせがあったので空きペットボトルを使って30Lの飲料水、浴槽に水を張りトイレ用の水を水道で確保。
冷凍のチャーハン、焼きおにぎりを鍋に入れて雑炊をこしらえ遅い夕飯を済ませ。
灯油のストックも有り、我が家の対策は万全であった。
会社といい自分は救われているのだ。

午前1時寝袋持参で出社後就寝、会社の中とはいえ電気や燃料は無い、寝袋ひとつでは寒くて何度も目が覚める。
by swoc | 2011-04-02 14:25 | 出来事